昨今の都心回帰の風潮により、港区内にも大型共同住宅が増加し、昼間人口のみならず夜間人口も増加しているが、港区は23区の中心という地勢からややもすると故郷意識が欠落し、地域共同体意識が希薄な感がある。また、区内には誇るべき大型商業施設が多く、それらの観光施設を目当てに休日ともなると観光客がひきもきらないが、郷土としての誇りや歴史を伝えるスポット、特産品や匠の技術が伝承されていることはあまり知られていない。  そこで、ニューカマーの人達を含め、港区の資源を地域の人に知ってもらい、環境や産業の活性化の一助となり、就学世代への故郷意識の啓発に役立てて貰う一助とし、併せてMINIの存在周知を企図し、観光・デザイン資源を活用した郷土カルタ募集・選定・製作事業を行いました。

解説文付きの郷土かるたとして著名な「上毛かるた」(児童福祉法推薦文化財指定)に倣い、港区の様々な資産(資源)を詠んだカルタを港区就学児童らに公募し、地域資源を掘り起こし、或いは再認識してもらい、カルタで憶えた「ふるさと港区」の特長を大人になるまで記憶して貰い地域の活性化を図る事業として、印刷物制作により我々の地域貢献の一助として制作しました。

事業は3年計画で実施し、初年度は募集事務局を開設し、公募ルール、細則を定め、募集用広報に努め、読み札を募集し、翌年度には選考された読み札に副った絵札を、絵画のみならず写真やピクトグラムデザインなど、港区民まつりに出展している区内の各文芸サークルやデザイン事務所等に呼びかけ公募しました。3年目は港区長や区出身の著名人・文化人などに選定委員を依頼し選定し、各応募協力者に製作・配布しました。

上毛カルタが広く根付いている群馬県では、群馬出身者が、どこかで出合って、一方が「つるまうかたちの」と問えば、もう一方はすぐさま「ぐんまけん!」と答えるそうです。港区出身者が将来どこかで出会ったときに、一方が仮に「せかいにほこるでんぱとう」と言えば、もう一方はすかさず「とうきょうタワー!」と返すような、港区民の心の財産になる様なカルタになればと考えます。

150×110×45㎜ 480g 頒価:¥1,000(税込・送料別途)

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